きっかけは、

「簿記がこんなに面白いなんて！」と感動したのが、30才になったときのことでした。
簿記は、ひとつひとつの取引を一定のルールに従って処理していくことで、
会社の財産と業績を「見える形にする」システムです。
このシステムを作った人は天才か！と思い感動し、そして何世紀も経た今でも、
世界中の企業がこのシステムを共通言語のように使っているということに興奮しました。

簿記の面白さを知った当時の私は、ただただ、簿記を使う仕事をしたいと思い、
セカンドスタートを踏み出し、今に至ります。
踏み出すことができたのも、当時の環境と、
周りの人々の理解にいかに恵まれていたかと改めて感謝しています。

心機一転ゼロスタートから始めて、これまでの経験と関わりの中で感じてきたのは、
ビジネスは「ヒト、モノ、カネ」の3要素以前に、
「人から人へのつながりで広がる」ことが重要、ということでした。
不思議な「ご縁」でお会いできた方々、
そして私が今ここでお仕事をさせていただいているすべてのことは
人との出会いから始まりました。
ただただ感謝申し上げる日々です。

コロナ過を経て、

デジタル化が急ピッチですすみ、
顔を見ることなく、声をきくことなく、
PC操作のみで瞬時に商取引が可能な時代となりました。
そのような慌ただしい日々の時間の中で、
常には無理でも、できれば少しでも、
五感すべてで直にお会いしてお顔を拝見し、声の振動を聞き、
会話のキャッチボールでお気持ちの動きを察知し、
お気持ちが腹に落ちるようなコミュニケーションでもって、
これからも仕事をさせていただればありがたいと思っております。

そしてもう少し、新たな出会いを求めて、次の一歩を進めてみようと思っております。
これからもどうぞよろしくお願い申し上げます。